2016年から追加された祝日、8月11日「山の日」って?
2016年から新しい祝日「山の日」が!どんな日?
2016年から新しい祝日「山の日」が増えたのをご存知でしょうか?お休みが増えるのはとっても嬉しいですよね!なんせ一昔前まではゴールデンウィークが終わると9月の敬老の日まで祝日はなく、お盆休みまでの約3か月間をじっと耐え忍んで働いていましたもの…
1996年に「海の日」ができた時もうれしかったけど、続いて「山の日」ってのがちょっと安直な気がするけど、休めるならいい!ありがたい山の日の由来について調べてみました。
山の日とは?
出典:wikipedia(剣岳)
山の日は「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」日として2014年に制定された、16番目にできた祝日です。
山の日ができた経緯
山の日ができた経緯としては1995年に海の日が制定されたあたりから、日本山岳会を中心に「海の日があるなら山の日も!」という動きが活発になります。その動きは、一部の自治体を巻き込みます。祝日ではないものの独自で山の日を制定していた自治体は13府県もありました。山梨や静岡などはわかりますが、大阪、千葉、群馬、高知、広島なども山の日を決めていたのは驚きですね。海に囲まれながらも国土には山も思った以上に多いのでしょうね。
話を戻して、この全国の動きが2014年3月28日ついに法案が提出され、5月23日に可決されました。
なぜ8月11日に?
さあ、山の日をいつにするかでは当初は主に3つの案がありました。
6月上旬(6月には祝日がないから)、海の日の翌日(3連休にできる)、8月12日(お盆休み8月13-15と合わせ大型休暇にしやすいから)です。
2013年に「山の日制定議員連盟」が開いた総会で、夏山シーズンであることと、お盆休みを取り入れている企業には山の日が追加されても影響が少ないため8月12日案が選ばれました。しかし、一部議員から異議が出ます。なぜなら、8月12日は1985年に520名の死亡者を出した日本国内で発生した最悪の航空機事故「日航墜落事故」が起きた日だからです。多くの人が犠牲になった日を祝日にするには違和感がある、という理由でその前日8月11日に決まりました。
祝日は法律で決められる
出典:wikipedia
山の日は日本で16番目の祝日ですが、祝日は法律によってきめられているって知ってました?
昭和23年に制定された「日本の祝日に関する法律」ができました。
祝日とは「自由と平和を求めてやまない日本国民が、美しい風習を育てつつ、よりよき社会、より豊かな生活を築きあげるために、国民こぞつて祝い、感謝し、又は記念する日である。」と定義されています。
この時には日本の祝日は、元日(1月1日)、成人の日(1月15日)、春分の日(春分日)、天皇誕生日(4月29日)、憲法記念日(5月3日)、こどもの日(5月5日)、秋分の日(秋分日)、文化の日(11月3日)、勤労感謝の日(11月23日)の9日でした。
その後、改正が重ねられハッピーマンデー法なども追加されたため○月○日、ではなく「○月第○月曜」になった祝日もあります。
山の日もそのうちハッピーマンデーの適用を受けるのではといわれていますよ!
祝日はうれしい?忙しい?
夏休みがあった学生時代を過ぎると、お休みが終わるたびに「次の休みはいつ?」とカレンダーを眺めてしまいます。
そして、暦通りのお仕事の人ばかりではありませんよね。サービス業は祝日やお休みの日ほど忙しかったりします。夏のお休みをいつとるのか(とれるのか?)は業種によって違うのでしょうが、適度にリフレッシュしながら元気に働いていきたいですね!