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    BUSINESS

    あの『LEGORブロック』で自分の結婚相手が見える!?

    気になるあのセミナーにガチ潜入

    驚きの自己発見!話題のLEGORブロックを使ったセミナーが超楽しい!

    レゴ。
    誰もがきっと一度は遊んだことのある、あの、仮想コミュニティとか乗り物とか動物とかを自由に作るカラフル原色のあのブロックですね。

    記者の個人的なレゴの印象深い思い出は、幼少期に妹と、レゴのお家(シルバニアファミリーのお家がスウィートホームじゃなくなった2階建てのイメージ)にいろんな人物フィギュアを配置して、痴情のもつれで殺人事件が起こり建物内の人物同士が疑心暗鬼になるという“火曜サスペンスごっこ”というどうにも不健全なごっこ遊びをしていたこと。

    そんな可愛い(?)レゴを大の大人がビジネスの研修に活用し、自分の潜在意識を引き出すことで職場改善や仕事へのスタンス改善に役立つというメソッドがあるのをご存知でしょうか?

    今回、新卒採用などを中心に様々な企業の採用コンサルテーションや研修を実施されている株式会社人材研究所さんと出会い、そんなワクワクな研修の存在を聞いてしまったが最後、

    「何ソレ絶対やってみたい!!」

    と思い、贅沢にもこのワークショップの認定ファシリテーター 佐藤さんを個人セミナーよろしく2時間拘束させていただきました。 そのレゴRブロックを活用した研修の、もはや研修というより魔術っぽい(?)威力をレポートします。

    人間は普段つかっている5%の顕在意識しか、実は自覚できていない。
    残りの95%の潜在意識にこそ、自分のポテンシャルが眠っていて、それを引き出した奴が、勝つ!?
    贅沢にも個人ワークをしてくださった佐藤先生 プロフィール
    ◆佐藤新吾さん
    LEGORSERIOUS PLAYRメソッド
    認定ファシリテーター


    1974年生まれ。上智大学卒。ソニー株式会社にてマーケティング等ご経験のち、人材ビジネス領域へ。フォースバレー・コンシェルジュ株式会社にて高度外国人学生の日本企業への就職支援に携わり、インド、バングラデシュ、インドネシアにて採用イベント運営なども。2013年より株式会社人材研究所にて、LEGORSERIOUS PLAYRメソッドによる研修、ワークショップ運営。

    LEGORSERIOUS PLAYRメソッドとは

    大人が抱くビジネス上の重大な関心事に対し、レゴRブロックを使った「真剣な遊び」を通して想像力や活力、インスピレーションを引き出すために開発されたプログラム。

    目的は、参加する全員のポテンシャル、洞察力、自信、そしてコミットメントを最大化すること。いわゆる評価・数値化のためのアセスメントツールではなく、自分のインサイト(内観)を投影し、自己発見・他者発見をするためのもの。

    1996年、レゴR社の創業者三代目のケル・キアク・クリスチャンセン氏がそれまでの企業戦略は机上の空論に終始し、ビジネスの中心となる「人」の貢献を軽視していると危惧し、プログラム考案を開始。マサチューセッツ工科大学メディア研究科のシーモア・パパート教授の教育理論“コンストラクショニズム”(手と頭は連携し相互に信号をやり取りしながら知識を構築するという理論)を基に、2001年、LEGORSERIOUS PLAYRのプロトタイプを完成させたのが起源。

    どんなことやるの?

    参加者は専用に用意されたレゴRブロックを使い、ファシリテーターからの「課題」に応じて、ひとりひとり、自由に3次元の作品を作る。こうして表現された作品が、グループディスカッション、知識共有、課題解決、意思決定の元になります。

    実は、人間が通常自覚できているいわゆる「顕在意識」は意識の中のたった5%程度だそうです!!残りの90~95%は自分でも無自覚な「潜在意識」で、通常は自分でも認識できないもの。
    しかし、なんとレゴRブロックを使って自由に作品を作るとそこに、無自覚だった潜在意識が現れるという…

    ドイツ哲学者のイマヌエル・カントも『手は人間の外に出た脳である』と言っていました。手と脳は繋がっていて、制約なしに自由に何かを作らせると、自ずと作品に潜在意識が現れるんです。

    できた作品はメタファーなので、そこから、自分たちの潜在意識を、ファシリテーターに質問を受けながら引き出します。
    たとえば、
    『なんでそこは赤のブロックにしたんですか?』
    『そこに人型のレゴRブロックを置いたのはなんででしょうね?その人、ご自分の中では誰を現していると思いますか?』
    のように」(佐藤さん)

    なっ、なるほど!!ロジカル!!

    ビジネスに限らずお題はどんなことでもOKとのこと。
    それでは…と、

    記者自身も最近完全に見失ってしまった
    “理想の結婚相手”像
    創作開始!!

    記者の「理想の結婚相手」、潜在意識で何を思っているのかを
    実際にLEGORSERIOUS PLAYRメソッドのエッセンスを一部活用したワークで「見える化」してみます。

    これがLEGORSERIOUS PLAYRメソッドの基本セット 47ピース。(研修によりほかにもいろいろな種類を使用するよう) これを使って、自由に、“理想の結婚相手”を作ります。

    ブツブツ言いながら約10分間。
    佐藤先生もブツブツにいろいろ応えてくれます。基本は「あんまり考えすぎないでくださいね~」なカンジ(笑)

    「こうやって作りたいんだけど、この部品足りないなー、まぁいいや、これで代用しよう」とか思ってるのも実は潜在意識だったりするらしい!!
    記者予測…、そこが「実は妥協できる点」とかだったり? 対し、「うーん…ここの部品足りないから、これは、やっぱ、ダメだ、この形やめよう、別案別案…」とか思うところは、妥協できないところ?みたいな。

    完成した作品がコレ。

    佐藤さん「結構どっしりしてますね。まず土台から作っていましたね。結構積んでますね(笑)
    これが意味することはなんだと思いますか?」

    記者「うーん、経済的安定ですね、きっと。自分が不安定なので」

    佐藤さん「旗を持っていますね。これは、何でしょう?」

    記者「うーん…あ、リーダーシップが取れる人がいいんですね。 私、強そうな見た目に反して、結構優柔不断で、自らいろいろ決められないので…。 それに気づいてくれーっ、っていつも心で叫んでいます」

    なぜか無意味?に、底のほうに赤い透明ブロックが。

    佐藤さん「あれ?なんか、底に透明のブロック入れてますね、赤の」

    記者「あ、はい。なんか、一か所あいちゃって、埋めるブロックないかな、って。 で使うなら、透明ブロックのほうが可愛いかなって。原色ブロックより透明ブロックのほうが可愛くありません?(←バカ)」

    佐藤さん「なんであえて透明ブロックに?しかも赤?」

    記者「うーんうーん…。あ、なんか、透明ブロック、私の中では「オシャレ」の象徴なのかもです。“実はオシャレ心あるよね”みたいな男性、昔から好きなのでそれかも。
    赤もオシャレかなって」

    佐藤さん「透明ブロックにこだわりありますね(笑)
    そういえば、ピンクの透明のお花のブロック持ってますね。これは?」

    記者「あ、これはもう、超顕在意識なんですが(笑)
    お花は、プレゼントです。ピンクで透明のお花のブロック、47パーツの中で一番好きなパーツです。
    そういう、私のお気に入りのものをわかっていてプレゼンとしてくれるひとがいいですねー!」

    佐藤さん「そうですか…。
    積み上げたブロックの、後ろの部分、アーチ型に穴があいているのを選んでいますが、これは?」

    記者「これは…ほんとうは穴があいていないやつあればよかったんですけど、なかったので、これでいいかなって…見えないところだし…。多少破綻していてもいいかな、と」

    佐藤さん「それはどういうことを意味すると、自分で思いますか?」

    記者「うーん…強いて言えば…。あ、部屋とか汚い人とか平気です(笑)男の子っぽくて許せるというか、大雑把な人のほうがむしろいいというか…。
    それか、もしかしたら、心に穴があいている人の方が人の痛みがわかっていいかも、とか思ってるのかな…ちょっとどっちかわかりません」

    佐藤さん「積み上げたブロックが黒、黄色、オレンジ、グリーンと、縞々になっていますね。これは?」

    記者「うーん…。あ!ボーダーの、ラルフ・ローレンのポロシャツのイメージかも!ラルフ・ローレンのポロシャツ似合う人とか好きです」

    佐藤さん「そうですか…。
    あ、この、前についてるブロック、実は目玉の絵がついているものだったんですが、裏側に目玉隠してますね。どうして?」

    記者「うーん…そうですね、あんまり“美人至上主義”だったり、よりいい女と付き合いたくて探しちゃうっていう男性がすごいイヤでしたね、経験上。なので、男性は浮気心があるものだと思いますが、それを前面に出していない人がいいんですね」

    作り上げた順番を思い返すと、土台(しかも縞々。ちょっと透明ブロックとか入れてみる)→旗→花→目玉のブロック、の順番だったので、 経済力(で、ちょっとオシャレ)→リーダーシップ→プレゼントくれる→よそ見しない、のプライオリティ?なのでしょうか。

    あれ?性格とかの話しがあんまり出てきてない私、底が浅い?

    名誉のためにしみじみ写真を見返すと、人型ブロックより前に、いっぱいブロックがある=抱えているものが多い=包容力がある、も、土台作成のときに意識していたかも!

    記者「こんな分析で合ってますか?」

    佐藤さん「基本的に“不正解”ってないんですよ。自分が『ここってこう思ってこうしたのかなー』という、それがそのまま答えなんですよ」とのこと。

    正直、すげー楽しかったです。

    そして、自分の理想の結婚相手も、やはり包容力のあるラルフのポロシャツが似合う私が喜ぶプレゼントくれる人であるということが整理され…。
    あからさまにその基準で探していいんだと勇気づけられました。ちゃんと、創造物に出るもんだな、と、本当に面白くて笑っちゃいました?

    最後のページには、誰もが納得…な佐藤先生の名言が!



    おまけ:佐藤先生の名言

    「女性は自分の中に1つの宇宙を持っていますよね。男性は自分の中に1人の子供しか持ってませんからね」



    なるほど…深い。そうかもしれません。
    だから女性は結婚相手(男性)に宇宙のような奥行きを見出そうとして実はその奥行きのなさに「えっ?」ってなってしまうのかも?なんて。
    とかいいつつ、私の望む結婚像っていうのも、なんだか、やっぱり底が浅いような?(笑)とか突っ込みつつ教室を後にするのでした。
    佐藤先生、ありがとうございました!!

    ◆今回は、マンツーマンという特別な形でしたが、「形」を作って語るというコミュニケーション手法の意外さと奥深さを実感しました(通常はグループワークで行うものだそうです)。楽しみながらも深い自己内省と自己発見が得られるユニークなワークショップ、LEGORSERIOUS PLAYRメソッド、みなさんの企業も、ぜひ!
    チームメンバーの潜在能力や潜在知識を惹きだして、よりサイコーな職場になること請合い?


    LEGORSERIOUS PLAYRメソッドによるワークショップ
    企業等でのセミナーのお問合せは
    株式会社人材研究所まで

    東京都港区白金台2-10-2 白金台ビル4F
    TEL:03-6408-4194 kenshu@jinzai-kenkyusho.co.jp


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