オートロックを過信しちゃダメ！ちょっとした工夫で防犯効果を上げる

マンションの防犯について考えよう！ マンションにお住いのみなさん、オートロックだからって油断していませんか？
オートロックがついていても窃盗被害に合う場合もあります。

高層階と低層階どっちが泥棒に入られる？
さて、ドロボー被害にあうのは１階の部屋、と思っていませんか？これは間違い！
（財）都市防犯研究センター の報告によると泥棒の被害にあったマンションの階数は
１階　　9.1％
２階　　11.6％
３階　　20.2％
と続くのですが、６階から１０階以上の高層階でも約２８％を占めています。

オートロックなのにどうやって？

泥棒がどうやってオートロックを破ってはいるか？ですが極めて簡単！　　
そのマンションに住む住人と一緒に入っちゃうんです。
何気なく他の階に住んでるふりして「ついで」を装いますよ！ナント泥棒の８７％がこの方法で建物内に侵入するんですね！玄関の次に多い進入経路は非常口です。
雨どい使う古典的な泥棒は０．６％隣のビルから飛び移るスパイダーマン的なやつは０．９％しかいません。自分の住んでいる建物の特徴を知っておくことは大切ですね。

エレベーターから見える玄関は狙われにくい
泥棒が何より怖いのが「人の目」だそうです。玄関がエレベーターから直視できる場合同じ階に住んでいる住人がいつ来るかわからないため避ける傾向にあります。

泥棒は５分以内に鍵を開ける

ピッキングといわれる鍵穴から道具を入れて開錠する場合や、ドアのカギを無理やりこじ開ける方法、ドアにドリルで小さな穴をあけて直角の工具でカギを回すサムターン回しなどさまざまな方法がありますが、いずれにしても慣れた窃盗犯は５分以内に部屋に侵入すると言われています。
言い換えると５分以上かかるような場合は途中であきらめるんですね。
だとすると５分間ドアを開けられない工夫をすればいい！

ドアの防犯を上げるには？
簡単な方法は「ドアのかぎを開けにくいものに交換」することです。
賃貸の場合でも大家に相談して鍵部分を(ドアノブごとでも）業者に交換してもらえます。
（*マスターキーの関係で許可が出ない場合もありますので大家さんにはきちんと許可を取ってくださいね）
もちろん退去の時は元のカギに戻さないといけないので部屋の設備としてついていた鍵は取っておいてください。

メインのカギの交換が難しい場合は補助錠で
主錠の交換が難しいときは補助錠をつけると効果的です。
主錠から離れた上か下に付けます。メインのカギを開錠したとき補助錠でドアが開かないことで泥棒が諦めてくれる効果があります。

オートロックもあって補助錠つけたのに泥棒に！
防犯上完璧！と思って安全に暮らしているにも関わらず窃盗被害にあったという事例もあります。
犯人はなんと同じ建物に住む住人！ゴミを出しに行ったわずかな時間に侵入し部屋に置いてあったお財布と貯金箱を取られたとことです。犯人はたまたま住人が玄関から出てくる姿を見ていて鍵をかけなかったことを確認したために侵入したことが分かっています。
オートロックだから安心！ちょっとだけだから！という油断は禁物ということですね。

防犯は毎日の習慣、常に意識をすることで高めることができます。
周囲の人すべてを疑うわけではありませんが、中には悪意を持って生活する人がいることも考えて生活することは大切です。