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    「白菜」はダイエットにピッタリ?黒い点はポリフェノールで食べられる!

    白菜って美容にもダイエットにも期待できる冬のスーパ食材だ! 冬に食べる葉物野菜といえば、白菜ですよね。今年は野菜全体が不作で白菜の価格もかなり高騰していますが、白菜には美容効果にいい栄養素もたくさん含まれています。
    また、白菜の茎の部分にできる黒いてんてんが、じつはポリフェノールだったという事実についてもご紹介します。

    白菜の黒い点々

    白菜を食べようと洗っていると、茎の部分に黒いシミのような点が浮き出ていることがあります。傷んだのか、カビなのか…真っ黒いし白菜によってはたくさん浮き上がっていることもあるので、不安になりますよね。しかしこれ自体は「ゴマ症」と呼ばれる白菜の症状で白菜の病気でもありません。成長過程で白菜にストレスがかかった時に出やすい症状です。
    白菜にとってのストレスってなんでしょうね?主には、畑が狭くて隣の白菜と密集してしまったことや、収穫された後に白菜にとって適度な温度で管理されなかったこと、また肥料のやりすぎで畑の窒素の割合が多いことなどです。

    黒い点はポリフェノール?

    白菜の黒い点はポリフェノールの塊だということも判明しています。ポリフェノールはチョコレートや赤ワインにも含まれる抗酸化作用が期待できる天然成分です。ポリフェノールは苦みや渋みもある成分ですが、食品からの摂取によって期待できる健康効果は、ガン予防・高血圧予防・糖尿病予防効果や肌荒れ、アンチエイジングも期待できる成分です。
    あまりに斑点が多く、気になる場合にはその部分だけ切り落としてもいいのですが特に食べても問題ないどころか、栄養成分としては健康効果が期待できることは覚えておいてくださいね。

    白菜は95%が水分


    白菜派は野菜ですので、ほとんどが水分です。95%が水分のため、カロリーは14kcal(100g)しかありません。また、食べた後の血糖値上昇に関する指数「GI値」も23しかありませんので、糖尿病の方や低インシュリンダイエットを実践している方にも安心して召し上がっていただける食材です。

    ビタミンC豊富で美肌に

    100g中に19mgのビタミンCを含有しています。これは、リンゴの5倍、ザクロの2倍ほどの量になります。ビタミンCは美肌効果のほかにも、精神的なストレスを感じたときに出る物質を酸化して人のストレスから心を守ってくれる効果もあります。

    微量物質「モリブデン」でがん予防にも期待

    白菜にはモリブデンも含まれています。これは退社にかかわる必須ミネラルで、人体では肝臓や腎臓に多く存在しています。体内のモリブデンは酵素の構成成分となり、糖質や脂質の代謝を助ける役割を担っています。不足してしまうと、貧血、疲労感、神経過敏などの症状が出ます。ダイエット中には不足しがちなミネラルですが、白菜を食べると自然にモリブデンを摂取しながら、ダイエット効果も期待できるんですよ。

    白菜は冬の食卓の名わき役


    白菜は、お鍋、お漬物、炒め物、汁物どんなお料理にも合う食材です。いずれのお料理でも「主役」として食べることはありませんが、積極的に食材として使うと、ビタミンC 19mg、食物繊維 1.3mg、カリウム220mg、カルシウム 43mg、のほか、ビタミンB1,B2,ビタミンK、ビタミンEなどのビタミン群、さらに二日酔いの症状やアレルギー症状を改善するナイアシンも含まれる非常に多くの栄養素が取れる食材です。この点からも積極的に普段から摂取したい食材なんですよ!
    冬を元気に乗り切るためには、白菜は欠かせません。2016年は不作続きで11月初めにはひと玉600円以上の高騰ぶりです。しかし、農林水産省の発表ですと、11月中旬以降には徐々に例年の水準まで価格が下がってくるとのことですので、これから旬を迎える白菜をしっかり食べていきましょう。


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