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    うがいは大切?でもインフルエンザ対策にはならない!

    うがいの正しい効果を知っておこう! インフルエンザの流行が最盛期に入ってきています。
    まだかかっていない人は油断することなく、もうかかっちゃった人も「違う型のインフルエンザに感染するかも…」といずれも予防は欠かせないですよね。
    さて、風邪の予防や感染症の予防に有効なうがいですが、インフルエンザ予防にはあまり有効ではないようです。

    インフルエンザ予防には「手洗い」「マスク」「咳エチケット」

    政府が公表している「インフルエンザの感染を防ぐポイント」のホームページでは手洗い、マスクの着用、咳エチケットが紹介されています。
    出典:政府広報オンラインHP

    手洗いはかからないための対策として、咳エチケットはほかの人に移さないための対策として紹介されています。
    一般的に言われる風邪の予防といえば「うがい・手洗い」なのに、うがいはどこにも書かれていないのです。
    しいてうがいに近い項目を上げるとすれば「適度な湿度を保つ」ですが、これも室内の乾燥を防ぐために加湿器を使うことを推奨しているのでうがいには言及していません。

    うがいがインフルエンザの予防にならない理由

    それではどうして、うがいはインフルエンザ予防にならないのでしょう?
    インフルエンザの感染力の高さにあります。
    インフルエンザウィルスはヒトのノドに取り付いてから約20分で体内に入り込みます。
    いつ体内に入ってきてもおかしくないインフルエンザウィルスを洗い流すためには20分に一度うがいをしないといけないということになります。
    実生活ではそれは無理ですので口の中への侵入を防ぐ「マスク」は有効であってもうがいは対策にならないということです。

    うがいにはたくさんの効果がある!

    出典:写真AC

    インフルエンザにはあまり効果がありませんが、うがいの健康効果はたくさんあります。
    うがいの効果はうがいは、口腔やのどを洗浄して、細菌やちり・ホコリなどを除去します。
    また、のどを適度に刺激することができるので、新しい粘液の分泌ができます。粘液には殺菌成分が含まれるので風邪やその他の感染症を予防できますよ!血行を盛んにしたり、のどの潤いを保って、喉の奥の線毛運動の衰えを防ぎます。線毛運動も体の防御機能ですのでこの機能が向上することは健康維持につながります。
    口内の細菌が減るということは歯周病菌も減りますので虫歯の予防にもなります。
    また口の中がすっきりすることで気分転換、眠気も覚めます。
    このようにうがいはとっても効果的なんですね!

    うがいのタイミング

    うがいはいつでも気が付いたときにすればいいのですがつい面倒でやったりやらなかったりですよね。
    こんな時にうがいをすると有効ですよ!

    出典:写真AC

    風邪をひいたとき
    のどに取り付いたウィルスや菌を除去することで回復が早くなります。
    帰宅時・人ごみに行ったとき
    外出時は感染リスクが高くなるのでおうちに帰ったらすぐのうがいが風邪予防につながります。
    空気が乾燥しているとき
    喉の奥の乾燥を直接うがいで保湿してあげましょう?
    眠いとき
    うがいでリフレッシュ!

    この時期はインフルエンザだけでなく乾燥や気温の変化で体調管理が大変ですよね。
    ちょっとした生活の工夫で健康管理をしてくださいね!


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