2016年「ふるさと納税」かけこみ情報!確定申告不要な場合も!
ふるさと納税してますか?今年は12月まで!正月用のお肉をもらおう?
ふるさと納税が注目を浴びてはや数年がたちます。認知度は上がりましたが、2015年度の利用は全体の10.3%とまだまだ利用率は低い状態です。今年こそ!と思っていらっしゃる方にふるさと納税のポイントと最新事情をお知らせします。
2015年度の状況
ふるさと納税の昨年度の実績としては、利用している人が10.3%です。30代、40代の男性の利用率が高く20代女性の利用率が低くなっています。
これは、ふるさと納税に上限額が設けられているためと思われます。ふるさと納税は寄付金控除が受けられるのですが、本人の収入のほか、世帯収入、扶養家族の人数などによりふるさと納税で税金が軽減される上限が変わってきます。つまり、働き盛りで所得の高い男性は、ふるさと納税の恩恵を受けやすいといえるため、利用率が高くなっているのでしょう。
確定申告不要の「ワンストップ特例制度」
2015年から要件を満たせば、確定申告不要でふるさと納税の税金控除を受けられるようになっています。
対象者は
●1月1日~12月31日の1年間で寄附先が5自治体以下
●確定申告をしない人(医療控除などで確定申告をする方は対象外)
です。
ワンストップ特例制度の受け方
申告書様式(一部)
ダウンロードはこちらから
寄付する自治体に「特例申告書」と必要書類を送付します。
必要書類は以下のいずれかです。
●マイナンバーカード両面のコピー
●マイナンバー通知カードorマイナンバーの記載されている住民票+運転免許証orパスポートのコピー
●マイナンバー通知カードorマイナンバーの記載されている住民票+次のうち2つのコピー(・健康保険証・年金手帳・提出先自治体が認める公的書類)
複数の自治体(5か所以下)にふるさと納税をした場合には、それぞれの自治体に特例申告の手続きを取らないといけません。
ワンストップ制度の特例申告を提出したから確定申告で寄付金申告をしなくていい、と誤解をしている人がいますが、確定申告をする人はワンストップ特例を受けられないため、所得税の申告や医療費控除を受ける人は特例制度を利用できないことを覚えておきましょう。
返礼品は「お肉」がトップ
出典:pixabay
ふるさと納税の返礼品の人気商品は何といってもお肉です。それ以外にも食べ物が圧倒的な割合を占めています。
1位 お肉 56.4%
2位 お米・パン・麺類 39.8%
3位 魚介類 37.4%
4位以下もスイーツ、お酒、調味料などがほとんどで食品以外の物品や旅行券などは15%しかありません。
ふるさと納税に規制の動きが!
2016年に入ってからは総務省が「豪華すぎる返礼品」に規制をかける動きが出ています。規制を受けているのが、商品券や旅行券など現金の代わりに使えるものや転売可能なパソコンなどです。
返礼品は、地方の自治体のPRが目的であるため転売など現金化できるものはふさわしくないと自粛を求めました。また、返礼品の金額の目安として半額以下との指標も出しています。
自治体のほうも規制が厳しくなるのは好まないため、金券などの返礼品を取りやめています。
10000円の寄付で和牛500gも?!
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とはいえ魅力的なのが返礼品です。1万円の寄付金でもらえる返礼品の一部をご紹介しますね!
●A4ランクすき焼き用和牛500g
●豚肉(しゃぶしゃぶ用+焼き肉用) 1.92kg
●最高級辛子明太子 400g
●アイスクリーム14個(全部で1660ml)+ジャム2個(500g)
ふるさと納税の寄付金控除は全寄付金額の2000円を除く部分が税額控除になります。つまり、2000円払えばお肉やスイーツなどをもらえた上で、8000円の税金が戻ってくる(所得税と住民税で調整される)ということになります。
お得にふるさと納税
ふるさと納税はネットショッピングを楽しむようにサイト上でできるようになりました。決済もクレジットカードで行えるので振り込みも楽です。さらに、楽天ポイントやTポイントを持っている人は専用サイトからポイントを利用しながら寄付を行うこともできます。
いかがでしたか?ふるさと納税は1月から12月までの1年間でカウントされます。今年もあと2か月!今から上限を計算しておいしいものをお正月に食べるのもいいかもしれませんよ!