• 「WOMEN’S SHOWCASE」のTOPページへ
    LIFESTYLE

    摂食障害の女性の自殺率は一般女性の200倍!難病指定も受けている怖い病気

    摂食障害ってどんな病気? 摂食障害は昔からある疾患です。お食事のコントロールができなくて苦しむ女性がたくさんいます。芸能人やモデルさんで拒食症を公表している方もいらっしゃいますよね。
    今回は実はとっても怖い病気摂食障害についてです。

    摂食障害は過食と拒食

    摂食障害というと拒食症をイメージする方が多いですが、過食もこの障害に含まれます。摂食障害は、体重が標準体重の80%あるかどうかによって、「神経性無食欲症「拒食症」」と「神経性大食症「過食症)」に分けられます。
    原因はストレスが大きいとされ、対人関係の悩み、ストレスやコミュニケーションの障害によって引き起こされると言います。

    拒食と過食を繰り返す人も
    拒食症は「痩せたい!」という強い願望を持った人が陥りやすい症状ですが、拒食症の6割以上が拒食後の過食になるケースが見られます。
    また、過食の人が食べすぎたことに罪悪感を覚えて拒食になるケースもあります。

    摂食障害でうつ病を併発
    摂食障害の約6?7割の人がうつ病の症状があるとされています。栄養不足によって体内のセロトニンの減少も見られます。
    するとうつ病特有の落ち込みからより加速的に、摂食障害が進行します。

    摂食障害は死亡率が高い病気
    摂食障害は死亡率、自殺率が高い病気だということも分かっています。
    摂食障害の女性は一般に比べて12倍も死亡率が高く、また自殺率は一般女性のナント200倍にもなります。
    精神疾患を持っている女性も自殺率は高いのですが、その女性立ち寄り摂食障害の女性の自殺率は2倍もあるのです。
    画像出典:写真AC

    治療が難しい”難病”
    摂食障害は治療が難しい病気で厚生労働省の難治性疾患(難病)に指定されています。
    この病気には特効薬もありません。精神疾患などの専門的な知識に基づいても治療はなかなか進まず、 お医者さんにとっても現在の保険医療体制では治療による効果収益も少ないため敬遠しがちになります。
    これらの理由で摂食障害を積極的に治療している医師は少なく、入院できる病院も少ないので、治療によって摂食障害による自殺を防ぐことも難しいのです。

    ちょっとしたやせ願望、モデルみたいにきれいになりたい!女性は誰でも思いますよね。
    ですが、きちんとした食事、ストレスコントロールは必要です。もし気分の落ち込み、食事のとり方に悩んだら早めに心療内科などを受診してくださいね。
    参考文献:日本摂食障害学会 日本摂食障害学会からの提言 (平成24年2月17日)


    この記事に関するキーワード